髪を伸ばす才能と化粧品を喜ぶ愛
髪を伸ばせるって才能じゃない!?と思う。
髪を全然伸ばせない。
今度こそ伸ばそうと思っていたのに。
年齢によって顔や雰囲気は変わっていく。
どういう自分で居たいのか?ということも変わる。
今の自分にはロングヘアが似合うのではないか、と思い至り去年から伸ばしていた。
だが!もう限界だ!
世の中のロングヘアの人々は、髪の毛の鬱陶しさをどう乗り越えているのだろう。
短い髪が似合わないから仕方なく伸ばしているだけだよ、という人も居るかもしれないけど。
私は、肩につく程度の長さが限界だ。
そこを我慢すれば逆にまとまりやすくなるという話は幾度となく他人からされてきた。
それでも我慢ならない。
もし我慢できたとしても、髪の毛の暑さは変わらない。
夏は無理。
いつかロングヘアになれる日がきたら、
それは今の私とはもう別人ということだ。
ロングヘアになるまでの過程を耐えられる私は、今の私とは別の人間だ。
別件。
基本的に美容に関するものに金も労力も使いたくないと思っている。
しかし、手をかければそれなりに結果として見えるものでもあるので、最近は少しずつ気にするようにしている。
今までそこまで化粧品の話などしてこなかった友人と、時々美容について話すのは少し楽しい。
そして、友人は私が化粧品や洋服に気を配ることを、自分のことのように嬉しそうにする。
それがなぜかわからなかった。
でも、ふと思った。
見た目をどうでもいいと言わないということは、自分を大事にしているということなんだ。
私が自分を大事にするようになったから、友人は嬉しかったのだ。
愛……!!
そこにあった愛に気付いてちょっと泣きそうになった。
それは考えすぎかもしれないけど、そういう側面は少しでもあるのは間違いないと思う。