4月26日(日)はれ
ダラダラしようと、BGM的に録画しておいた番組を流そうとレコーダーを漁る。
人が刺々しく話していたり大声を出していたりするものは見たくない気分だった。
以前、おじゃる丸を毎日録画しておいていた時期があり、見ないまま大幅に溜まっていた。
ちょうどいいかと思い、おじゃる丸を流した。
おじゃる丸は10分(本編は実質7分くらい)で、ちゃんとストーリーが転がることに改めて感心した。
オチもつく。
キャラクターが立っているし、沢山出てくるので色々なタイプの話が展開される。
絵の色味が優しいので、視覚的にも刺激が少なくて良い。
マリーさんの下宿に住む若者たちとマリーさんの距離感がなんか好きだ。
若者たちの適度なドライさも良い。
うすいさんとマリーさんが漫画のアイデアを話す回で、マリーさんの方が現代的な発想でうすいさんを圧倒したのは良かった。うすいさんも負けてはないし、うすいさんなりの矜持が見えたのも良い。
カズマの担任の本田先生は、昔見ていたときはうるさい熱血教師という印象だったが、児童の意志は尊重し一人一人に寄り添いつつ、自分の人生も謳歌している良い先生だった。
女の人のことをちゃんと「女性」と呼んだことも意外で、ぐっときた。
おじゃる丸の母上が、今見たらとんでもなく魅力的なチャーミングな女性だったので、えっ…めっちゃ良いじゃん……と邪な視点が芽生えかけた。
優しく穏やかで美しく可愛いが、手先が不器用で料理教室で失敗する一面を持つ。
えっ……めっっっちゃ良いじゃん…………
おじゃる丸の父上が母上に愛を語るような描写はなく、カズマの両親のようなラブラブシーンは無い。
父上は母上の魅力をあまり理解してなさそうで、そこもなんか逆に良いな…
と思いながら見ていた矢先、父上が大量に母上の似顔絵を隠し持っていたというシーンが出て来て度肝を抜かれた。
と、とんでもねえ…!!!
小鬼トリオとエンマ大王が良い奴すぎて随所で泣けてしまう。
素直で打算のない優しさをあっさり差し出してくる。
おじゃる丸…凄いアニメだったのね…
録画はやめていたが、また再開しようかと思う。
おじゃる丸は面白かったが、なんとなく暇でゲームアプリでもインストールしようかなと思いつく。
オセロのオンライン対戦アプリを入れた。
それから4時間くらいやったが、私は先の手を読んだり戦法を考えることができないので、かなり負ける。負ける上に、なんで負けたのかが全然わからない。
つまらない……
飽きてストップした。
人とのコミュニケーションに餓えているような感じもあり、新しい恋もしたかったので、マッチングアプリを入れてみた。
仕組みがまるで理解できず、早々に頓挫した。まだ誰ともメッセージを交わしていないのに。
マッチングうんぬんの前で、土俵に立てていない自分にびびる。
入れたアプリは、ひたすら異性の写真と年齢だけがバーっと出てきて、それを元に個々のプロフィールを見に行ける。
こんな情報だけで一体この人たちの何がわかるというんだ…!
いや、まあアプリなんて総じてそうだろうけれど。
かといって、どこで何をすればその人を理解したことになるんだろう。
わからん。
ひとまず、もう少し粘ってもいいかもしれない。
時代についていきたいし、こんなことで挫けたくはない。