まだ寝てていいよ

思いついたことをテキトーに

目に見えないけど信じている

 

「目に見えないけど信じていること」が人それぞれにある。

 

代表格は神様だろうか。

私は神様をあまり信じていない。

(初詣にはちゃっかり行くけど)

 

何を信じているか考えると、縁を信じていると気付く。

人同士の縁だ。

 

縁のある人とは、別れてしまってもきっとまた会える。

逆に縁のない人とは、どんなに狭い場所でも会えない。

そう当然のように信じている。

 

地元は田舎で、人が集う場所はとても限られている。

それでも、学校を卒業してから同級生に偶然バッタリ遭遇…ということは数えるほどしかない。

近年になってからはほぼ無い。

 

なるほど、縁が薄いんだなーと思う。

 

先日まで勤めていた職場の近所に住んでいるが、職場の人に会ったことはない。

そして辞めた今、きっともう会わないんだろうと思う。

縁がないから。

 

 

数年前、地元から遠く離れた都会で暮らしていた。

人口も多い街だった。

ある日、学生時代の先輩と遭遇した。

お互い、なぜこんな所に!?と驚いた。

 

縁だ、と思った。

先輩とはそれから何回か遊んだ。

まさかこんな風に会えるなんてねーと言い合った。

その後、私はその街を離れることになり、先輩ともまた会わなくなった。

それでも、また会えるだろうと信じている。

 

また別の時。

以前勤めていた職場の先輩とは、退職後も旅行をしたりと仲良くしていた。

が、日々の忙しさにかまけ、なんとなく連絡を取らなくなった。

このまま疎遠になるだろうと思われた。

 

連絡を取らなくなり一年以上経ったある日、夢にその先輩が出てきた。

あまり良くない内容の夢で、妙にリアルだった。

 

先輩の身に何かあったりしてないだろうか。

なんだか心配になり、突然ではあったが、連絡してみた。

先輩は特に変わったこともなかったようだ。

突然の連絡に驚かれたが、なんとなく気を遣って先輩からは連絡しないようにしていたらしく、嬉しいと言ってもらえた。

 

それをきっかけにまた連絡をとるようになった。

また会うことになりそうだ。

 

 

 

人と別れなければならない状況でも、私はそんなに悲しくない。

私とあなたには縁がある。

また会える。

だから、大丈夫。

 

少しスピリチュアルめいた話に聞こえるかもしれないが、感覚的な話だ。

 

あなたのことは好きだから、また会えたらいいと思う。

こう強く思って別れる。

縁は祈りが繋いでるだけなのかもしれない。

 

縁があると信じていても、このまま会えない場合もあるだろう。

それも良いような気がする。

きっとまた会えるさ!と思っているうちは、

私とその人の関係は絶えていない。

たとえどちらかが亡くなっても、大切に思っていたことは何も変わらない。

また会えたら良かったのになーと思いながら死ぬことは、悲しいことではないと思う。