閑話
まとまった一つの話題はないが、なんとなく思いついたことを三つ書くことにする。
・人と入る家の風呂
もうこの先の人生で、介護や育児などを除いて、性的な文脈なく人間と家の風呂に一緒に入ることはないのでは?と気付いて少し寂しい気分になった。
面白かったと思う。人と風呂に入るのは。
銭湯も大好きだが、家の風呂の楽しさはまた違う。
その楽しさを、もうこの先人とは分かち合わないかもしれないのか。
20代前半あたりのお金のない頃までならギリギリありえたかもしれないが、もう友達と一緒に風呂入ろうぜ!とはならないのがわかる。
言わないし、言われても困る。
でも、家の風呂で遊ぶのは本当に楽しかったのに。
こういう、思い至らないだけでもう二度と人としない行為は色々あるんだろう。
・ハンバーガーセット
ハンバーガーセットを頼んで食べるとき、
ハンバーガーだけやたら急いで食べてしまう。
ハンバーガーをとにかくいち早く食わねばならないという焦りに襲われながら食べている。
美味しい。美味しいけど苦しい。焦っているから。
ハンバーガーを食べ終わると何かから解放された気持ちになる。
やっと落ち着いてサイドメニューをゆっくり楽しめる。
なんでだ?
・何の労いになるのか
基本的に会食を避けている。
昨年、友人が退職したので、その慰労会を今度世間が落ち着いたらやろう(会といってもサシ)という話をしていた。
その後、なかなか感染状況が落ち着かないまま年が明けた。
春になり、今度は私が仕事をやめたので、二人の慰労会をやろうね!と話した。
その頃、比較的感染状況は落ち着いている時期だったので二人でのちょっとしたご飯くらいは大丈夫そうではあったが、私が腹の調子を崩したため見送った。
また今度ね!
そう言っている間に、私も友人も新しい仕事を始めた。
季節は春から夏、秋へとまたいだ。
このままだとどちらかがまた仕事を辞めたり、何か違うでかいイベント(引っ越し・結婚など)が起きたりしそうだ。
やっと慰労会をできたときには、もはや何に対しての慰労なのかわからなくなっていそうだと思った。
晴れて、好きに飲み食いできますよという状況になったら、それまでの出来事を全てひっくるめてお疲れ様・おめでとう会として、やたら豪勢に開催したい。