出来杉くんに求婚される夢を見た。
夢の中でも私は今の自分という設定で、
ここで言う出来杉くんは実在の人物の比喩とかでなく、
私は実家の広い和室(寺?実際の実家ではなかったが夢の中では実家)で、パソコンを眺めていた。
「一緒に暮らさない?」
夢の中の私は、その世界での出来杉くんを思い浮かべた。
いつもの、あの藤子先生の作画の出来杉くんだった。平面である。
でもそこになんの違和感も持たない。
小学生のはずの彼との年齢差にもなんの疑問もない。
ただ、やったー!出来杉くんが一緒に暮らそうって言ってくれた!という喜びだけが胸に広がった。
目が覚めた。
どういう類いの願望なんだ!?
と一瞬思ったが、実は非常にわかりやすいのかもしれない。
誰にとっても魅力的で、尊敬できそうな人に、今後の人生おんぶにだっこできたらいいのになあ~
と私はどこか弱気に思っていたのだろう。
そして、具体的にその人物が現実で浮かばなかった。
かといってなんで出来杉くんなのか、謎は解けないが、夢なんてそんなものなんだろう。
この夢は思いがけない効果をもたらした。
今日1日、なにかと理不尽や大変なことがあっても、
でも私は!あの出来杉くんに求婚された女ですから!!
という全世界に対して謎のマウントをとることで正気を保つことに成功した。
出来杉くんに求婚されたという一点のみで、自尊心や自己肯定感が跳ね上がった1日だった。
出来杉くんに求婚した夢ならば、こうも現実の自分のメンタルに作用することはなかっただろう。
出来杉くんに求婚された夢だったからこうなった。
恐らく、三次元の芸能人や、同じ二次元でも今人気のキャラや大人のキャラでは、こうならなかった気がする。
絶妙に、全くもってリアリティーが皆無だからこその気がする。