まだ寝てていいよ

思いついたことをテキトーに

愚痴のような

 

何かをやりたいと思うことは、前向きな欲求であり、行動に繋がる。

何者かになりたいとよく若い時分は思っていた。

いつの間にかその気持ちは薄れた。

何者かになんてならなくていい。

ただ日々を楽しく生きていきたい。

 

それも難しいと知っている。

 

気付けば、友人も減り、家族ともそう親密に過ごさなくなった。

一人だな、と思う。

本当に孤独で切羽詰まっている人からすると、このレベルで一人だとか言うなと思われそうな程度ではある。

しかし、このままだと、私はいずれ本当に一人になるだろう。

 

なんだか、色んなことが、もうどうすればいいのかよくわからない。

 

そう思う端から、おかしな話だとも感じる。

まだ絶望するには早いぞ、と。

なのに、行き止まりの壁の前に居る気がしている。

 

好きな漫画やテレビ番組を見ている時は、そういう沈んだ気持ちから切り離される。

いつの間にか、そういうものが、逃避の手段になっていく。

どれだけ逃避の手段に時間を使えるか。

新しい何かを好きになって一番に思うのは、また逃避の手段ができて良かったということだ。

以前はそうじゃなかったはずだし、感性の貧しさのようなものを感じる。

 

自分が一人である原因について考えていた時、私は人をよく見下していることに気付いた。

この人はこういう人というカテゴリに放り込んでいる。

どう振る舞えば常識的なのかばかり気にして、人当たりよくしようとはしても、相手のことは考えていない。

矢印は内向きだ。

嫌われたらどうしよう、と思ってるわけではない。そんなことはどうでもいい。好きじゃないんだから。

嫌われて不当な扱いをされたら不便だし嫌だなと思っている。

 

どうしよう。

これに気付いた時、ゾッとした。

でももう今更、前向きな気持ちで人に接するのは無理だ。

好きな友人にするような態度や気持ちで、全員に接すれば恐らく良いのだろうけど、そんなことできない。

でも多分皆もそうはしてないだろう。

だが、私のように見下しているわけでもないんじゃないか。

 

わからない。人のことがわからない。

わからないから、常識的な行動に添ってるかどうかばかりが気になる。

職場に居る時は、常に薄氷を踏むようだ。

 

私がどうしたいか、ということがどんどん死んでいく。

強いて言えば寝ていたい。

人と接したくない。

外に出たくない。

どうせ上手くいかない。

 

意識的か無意識かわからないが、自分の機嫌を他人に取らせることを当然としている人に時々出くわす。

大概、私より立場や力関係が上だ。

そんな人のことなんて視界にすらいれたくない。

そう思っているのに、私は機嫌を取ることを止められない。

たまに、機嫌が良いときに、良いリターンがある。

それを真に受けて、少しだけ喜び、この人にやっと受け入れてもらえたんじゃないかと思う。

でもそれは気まぐれに撫でた猫みたいなもので、本当にその場かぎりのものだ。

その人からすると、私の行動など何も心にとまってはいない。

ただ逆に、目障りな行動をすれば、それは害悪でノイズだから、叩く対象となる。

 

できるだけ関わらないで、逃げる。

それしかないとわかっている。

逃げられない関係だとしても、自分の精神をその人に摩耗されるような方法は取らないこと。

機嫌を取るな。

やっても何にもならない。

 

わかっているのに、なんで気付けばやっているのか。

人当たりよく、ってなんなんだろう。

こんな人がこのまま生きてきて、これからもこの調子で生きていくのに、なんで私側がこの人に合わせ削られないといけないのか。

なんでこの人は許されているのか。

 

それが許せない。

 

私はもうとっくに大人だ。

なのに、いつまでこんな気持ちでフラフラと心もとなく居るのだろう。

 

こんな人には絶対になりたくないという人は沢山いるが、こんな人みたいになりたいと思った人は社会に出てから一人もいない。

凄いと思う人はいても、そんな風にはとてもなれないから、なりたいと思わない。

私はそこまでやれない。 

 

 

せめて人当たりよく、と必死にやっても、誰も私のことなど見ていない。

こんなにやったのにな、というのが正直なところだ。

人当たりよくやってきたはずが、私は一人だ。

 

不機嫌をばらまく人に、不当な扱いを受ける頻度が増えた。

理不尽だな、と思うが、私は近いうちにこの場を去る予定なので黙っている。

でも、気持ちは磨り減る。 

周囲の人も気付いているだろうが、何も言わない。

それもそうだ、この人たちはこれからもここに居ないとならない。

きっとずっとこうして、見て見ぬフリでやり過ごしてきたのだろう。

理解はできるのに、どうしてそれで平気なの、とどこかで思う。

 

 

そんなのは、間違っている。

そう誰かに言ってもらいたい。

できれば、同じ場所で働いている人たちに。

あなたは、頑張っていた、と。

 

だけど、皆それぞれの仕事とポジションを回すのに必死だ。

私が褒めてもらえるほどの働きをしたことは皆無だ。

 

不機嫌をばらまく人は、ごく稀に私を褒めたりする。

他の人は誰も言わない褒め言葉を、その人だけが口にする。

最初のうちは、砂漠の水のように感じたが、もう心はなびかない。

それでいつもの振る舞いが帳消しになるとでも?

 

砂漠の水だ!と喜ばなくなっただけ、成長かもしれない。

 

私は人間関係をジェンガのようなものと捉え、どこで崩してしまうかを恐れるばかりだ。

それをやめるべきなんだろう。

あなたのことが好きだから、優しくしたい。

あなたのことは苦手だけど、困ってるなら手伝うよ。

それで十分なはずだ。

 

 

数日前、身体に見たことのない色のできものができた。

重い病の前兆かと怖くなった。

それと同時に、行き止まりの壁の前でうずくまってる毎日なのに、まだ死ぬのは惜しいと思っていることに気付いた。

できものはあっという間に治ったので、コンディションの問題だったようだ。

 

では、何をしよう。

日々はまだ続く。